確かに日本のたばこは安すぎるらしい。
300円前後で買える国はそんなにないとのこと。
1000円になれば、安サラリーマンは買えなくなるだろう。そういう意味では抑止効果はあるが、税金に持っていかれるのも癪に障る。医療財源に制限してみてはどうだろう。道路に使うのはアホであるが、医療に使うのであれば国民も納得するだろうし。
税金に徴収されると何に使われるかわかったもんじゃないので、使途を明確にするべきだろう。役人たちは、使途を曖昧にしたいだろうから、国会議員もリーダーシップを発揮して役人の言いなりにならないようにしてほしいものである。
≪いいことずくめの提案≫
この30年の間で日本とアメリカでは、国民の健康について大きな差が生じてしまった。アメリカではがんの死亡率が1994年から確実に減少傾向に転じたというのに、日本では逆にこの30年間で3倍に増えてしまった。日本人の死因としてがんに次いで多い心筋梗塞(こうそく)の年間死亡数も、この30年でアメリカは3分の1も減ったというのに、日本では逆に1・6倍に増えてしまった。喫煙はがんだけでなく、心筋梗塞に対するリスクも高いことがわかっている。がんと心筋梗塞に対する喫煙のリスクについては明確なデータがあることを考えると、日本人とアメリカ人の健康に大きな差が生じた大きな理由の一つは、両者の喫煙率の差と関係があるというしかない。1970年代に50%を超えていたアメリカ人の成人男性の喫煙率は現在23%まで低下したというのに、日本人の成人男性の喫煙率は46%と先進国の中では突出して高いといわざるをえない。こう考えると、日本人の喫煙率を低下させなくてはならない。その方法として笹川陽平氏がこの「正論」欄で2回にわたって提唱しているのが、現在300円前後のたばこを1箱1000円に値上げすることである。たばこを1箱1000円にすることは、国民にとっても国家にとってもいいことずくめで一石六鳥になる。笹川氏は1000円のうち90%を税金にすることを考えているようだが、ここでは現在の63%という税率として話を進めてみたい。






